受賞者インタビュー

INTERVIEW
特別優秀賞
舞台は日本のスナック!
外国人やZ世代にとって
驚きと刺激溢れるスナック体験ツアーが、
日本各地のナイトエコノミーに旋風を巻き起こす!
オンラインスナック横丁文化株式会社 
代表取締役 五十嵐 真由子 様
ガイド   栗川 佳子 様
オンラインスナック横丁文化株式会社
2020年、コロナ禍で営業困難になったスナックを応援する「オンラインスナック横丁」の立ち上げから始まり、外国人向けのスナックツアー、企業向けスナック事業などを展開。
スナック文化の発展につなげる取り組みと熱意が評価され、数々のアワードも受賞。

愛するスナックがコロナで窮地に。応援したい気持ちを形に。

飲食店が大打撃をうけたコロナ禍。スナックのママたちは、ビジネスの中心である常連さんが離れてしまうのでは、と日々危機感を募らせていました。

スナック愛好家として、全国の600軒以上のスナックを巡り、雑誌やテレビ、ラジオなどを通したスナック普及活動をしていた五十嵐さんのもとには、SOSの声がすぐ届きます。

「ママが常連さんに会えないと、スナックがなくなってしまう。何とかして大好きなスナックを応援したい。」

五十嵐さんは、そこからわずか1ヶ月後の2020年5月、オンラインでスナックに来店できる仕組みを実現します。常連さんがママの元に戻れるように始めた事業でしたが、意外にもスナック初心者や女性の方が増えていきました。お酒を楽しく飲みたい方だけでなく、子育てや仕事の悩みを抱えた方や海外の方など、これまでスナックに行かなかった方が、その魅力に気づく機会になり、リアル店舗への集客にも繋がっていきました。

どんなにお客様が多様化しても、ママはその人柄を瞬時に判断し、最適な楽しい時間を提供する。スナックがもつそんな底力を目の当たりにした五十嵐さんには、改めてこんな気持ちが強くなっていきます。

「こんなに楽しいスナック文化をもっと広め、残していきたい。」

オンラインスナック横丁文化株式会社

スナックツアーで、この日本独自文化を世界に届ける。

コロナから世界が解放され、オンラインスナック事業は一定の役目を終えようとしていますが、スナックが飲み文化の衰退やママの高齢化により、困難な状況にあることは変わりません。地域の特性が反映され、情報が集まり、純粋に楽しい。日本にしかない、このスナック文化を残すため、今は、外国人向けのスナックツアーに力を入れています。

当初は不安だったスナックのママたちも、経験を積むうちに、十分楽しんでもらえることや、常連さんがむしろ歓迎してくれることが分かり、今では外国人の集客に前向きに。
外国人も、初めてに感じないアットホームさや、居心地のよさに、心から満足されています。さらにスナックの良さを伝えるガイドさんも、英語を得意とされている方からの問い合わせが増え、育成に道筋が見えています。

「スナックのママやお店とお客さん、そしてガイドさん、この3つに対して私たちスナック横丁が価値を提供し、一緒にこのエンターテインメントを盛り上げる形ができつつあるんです。」

そう話す五十嵐さんは、この先、東京だけでなく、全国津々浦々にあるスナックでツアーを展開できるようにし、スナックカルチャーを世界に広め、近い将来、日本にスナックを体験しに来るほどのメインコンテンツに引き上げて行くつもりです。

オンラインスナック横丁文化株式会社

自分じゃない、他の人がスナックを心から楽しんでくれること。今は、それが最高に嬉しい。

一見、スピーディで順調に見える事業展開ですが、ここまで実務を支えた栗川さんは、もともと五十嵐さんに連れられて、スナックの扉を開いた方。

「私自身、大きく変わりました。五十嵐さんに付いていくだけだったスナック。今ではスナックに出会えていなかった人とスナックをつなぐ役割をすごく楽しんでいます。」

その姿に、五十嵐さんは、
「もはやスナックに自分が行くことより、連れて行った人から、スナックってすごいね、楽しいね、唯一無二だね、という声を聞く方が、最高に楽しいし、嬉しいんです。」

と話します。スナックを楽しむ輪が広がること自体が嬉しい。この喜びを原動力に、これからもスナック文化を世界に届ける道を日々切り開いていきます。